【FF14】相棒の猫と、また旅(マタタビ)をはじめました!めくるめく萌ゆる日常をゆるりゆるりと書いていきます。
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 『アザレアの鉢植に 込められた想い』まとめ 
2016年06月25日 (土) | 編集 |
2016年5月8日(日)、それは1本のメールから始まりました。

一生懸命僕達を育ててくれた母に、母の好きな花を届けたい・・・。
そんな1人の青年の想いから始まった、素敵なサプライズ企画。

嬉しくて、悲しくて・・・でもとても温かい、ノンフィクションの素敵なお話です。

全4話、どうぞごゆっくりとお楽しみ下さい。


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【第一話】 #1 アザレアの鉢植に 込められた想い 

突然のLS所属の男の子からの連絡。
やっくんにどうしても「頼みたい事」があるという。
何かあったのか?と、慌ててリアルの用事を片付けログインしたら・・・

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【第二話】 #2 アザレアの鉢植に 込められた想い

一生懸命僕達を育ててくれた母に、母の好きな花を届けたい・・・。
そんな1人の青年の想いから始まった、素敵なサプライズ企画。
でもそこに行きつくまでには、こんな悲しい過去が・・・。

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【第三話】 #3 アザレアの鉢植に 込められた想い

たかがゲーム。
そう軽くあしらわれてしまう今の時代ではあるが、人と人がかかわっている以上、忘れられない思い出もできる。
みなさんは今、自分の目の前にいる人を大切にできていますか?
今が突然消えてしまっても後悔しませんか?

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【第四話】 #4 アザレアの鉢植に込められた想い(インタビュー)

ネオン君から母の日のプレゼントを受け取ったいずみちゃんにインタビューしてきましたよ!

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 #4 アザレアの鉢植に込められた想い(インタビュー)
2016年06月23日 (木) | 編集 |
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今日のお話は反響が多かった『アザレアの鉢植に 込められた想い』のおまけ編です。

お話は、ポストにプレゼントを贈った所までで終わっていましたね。

さて、受け取ったいずみちゃんはどうだったのかな?

きちんと想いを受け取ることはできたのでしょうか?

やっくんがインタビューしてきましたよ。

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まだ読んでいない方はこちらから先にどうぞ!
  ↓
第一話→『#1アザレアの鉢植に 込められた想い』 

第二話→『#2アザレアの鉢植に 込められた想い』 

第三話→『#3 アザレアの鉢植に込められた想い(最終話)』


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【FC-LOSハウス2Fサロンにて】


やくん「こんにちわ、いずみちゃん。」

いずみ「こんにちわ!」

や「どうでした?アザレアの鉢植を読んで。一応アップする前に全部確認してもらったけど。大丈夫だった?」

い「あ~、イイ話になっているな~って思ったよw」

や「イイ話って・・・・いやいや。これノンフィクションだし。」

い「あの時ね、やっくん達が来てくれて本当に嬉しかったんだよ。今でもお手紙残ってるよ。」

や「今では元気にエオルゼアを冒険しているよね~。^^」

い「うん。おかげさまで、今は楽しく遊びまわっています。」




や「さて、今回いずみちゃんに届けられた息子君からのレターについてなんだけど」

い「あぁ!最初ね、差出人やっくんだったんで、あれ?楽譜頼む前からなんだろうなって思ったのw」

※やっくんは、みんなが取って来た楽譜を譜面に起こす仕事をしています(←w)

い「そしてレター読んだらネオンからだったんでびっくりしたよ。」



い「でも実は、最初そこに思い至ってなくて、やっくんに製作をお願いしたのかと思ったのよ。」

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や「うはww私が作ったと?w」

い「うん。ネオンクラフターやってないし。w」


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や「あぁ・・・それは誤算だった!なるほどそう思うか~w」


い「そうそう。で、話をきいたら『自分の貯金で買った』って言うから、それを聞いて『わ~っ』ってなって。自分だって欲しいものがあるだろうに、よく買ってくれたな~って。」


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い「でもね、実は リアルでネオンに、『母の日なにがほしい?』って聞かれていてね。『なんでもいいよ~』って答えていてね・・・。」

い「なにもらっても嬉しいもんなんだけどねw『なんでもいいよ』って言ったから、リアルではそんなに欲しいものがないのかな?って思われたのかも?w」



や「でも、いずみちゃん、よくログインしたよね?当日。4月後半から5月頭って、仕事忙しくてあまりログインしてなかったじゃない?」

い「いやあ、実は・・・。ネオンが『母さん今日はログインしないの?』って聞いてきたので。で、じゃあはいろっかな。ってな感じでログインしたんだ~。」


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や「誘導されていたwwwwやるなあネオンちゃんw(勘のイイ人だったらここでバレちゃうぞ?w)」



や「しかし、プレゼントすっごい沢山あったよね!」


い「んとね、もらった中に、染色してある装備があったのね。買ってから、自分で似合いそうな色に染めたんだって!」

や「さすがwww愛が詰まっている!!基本戦闘しかしてないネオン君だもんね~。色々考えたんだね!」


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や「では、いずみちゃんから見たネオン君のイイ所と、最後に一言だけお願いします。」



い「ネオンのイイ所は、思いやりがあって、優しいところもいっぱい。ちょっとグチっぽいとこもあるけどwそれは、いろんなこと真剣に考えるからだと思う~。もうおちょっと肩の力抜いて、気楽にやってくれてもいいかなw」

や「考えすぎちゃう所をかな^^」

い「そそ~w もっとしっかりしつけとけば良かったとおもってるよ~^^;」

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や「いやいやw十分でしょwww素敵な息子さんですよ。アザレアの花言葉にぴったりでしたね♪」

い「ありがとう~。これからも親子ともどもよろしくね!」

や「こちらこそ、今日は沢山お話を聞かせてくれてありがとう。ネオン君にもよろしく!」




#4 アザレアの鉢植に込められた想い(インタビュー)おわり










 #3 アザレアの鉢植に 込められた想い
2016年05月12日 (木) | 編集 |
今日のお話は 『アザレアの鉢植に 込められた想い』 の続々編になります。
まだ読んでいらっしゃらない方は先にこちらからどうぞ。


第一話→『#1アザレアの鉢植に 込められた想い』 

第二話→『#2アザレアの鉢植に 込められた想い』 



5月8日(日)、それは1本のメールから始まりました。

一生懸命僕達を育ててくれた母に、母の好きな花を届けたい・・・。
そんな1人の青年の想いから始まった、素敵なサプライズ企画。

嬉しくて、悲しくて・・・でもとても温かい、ノンフィクションの素敵なお話です。

それでは最終話。
どうぞごゆっくりとお楽しみ下さいませ。



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私は、一緒にLSを設立したアコと共に斎場についた。


足が思うように進まない。

こんな形で・・・・初めて会ういずみちゃんのご主人。

私はどんな顔をして会えば良いのだろうか。


受付を済ませ、場所を確認する。


辺りは落ち着いた物悲しい香りが漂っている。


多くの方が参列している中、いずみちゃんを見つける。
親族に挨拶をしているようだった。



目が真っ赤だ。

母と子2人・・・・。



それでも、気丈にも弔問客1人1人に話をしている3人に、きゅーっと胸が締め付けられる。
喪服姿に身を包んだいずみちゃんは、とても小さく見えた。


想像がつかないよ。
昨日まで普通のあったかい家庭があったいずみ一家。

いつも笑いが絶えない、そんな素敵なファミリーだった。

それが突如として、母1人、子2人だけで生きていかねばならなくなったのだ。
子供達はまだ学生。



不安。

悲しみ。

戸惑い。



色々な感情に押しつぶされそうになる。




斎場の方が「どうぞ」と案内してくれる。




(いずみちゃん、ネオンちゃん、娘ちゃん、来たよ。)




見上げると、そこには初めて見る赤猫さんがいた。



お焼香をして手を合わせる。



つい、先日まで画面の中にみていた赤猫さんの姿・・・。

写真の中の赤猫さんはゲーム内で見る赤猫さんと一緒で、とても優しい顔でこっちを見ていた。





いつも、遅くまでお仕事をしていた赤猫さん。

あの日、私が最後にみた赤猫さんは、いずみちゃんと2人で、軽く遊んだ後に就寝。

ほんとに少しだけ・・・ちょっとだけログインして落ちた。



次の日、会社にでかけてそのまま泊り込みになってしまい、そして帰らぬ人となってしまった。


後で聞いた話だが、赤猫さんがログインしたのは数ヶ月ぶり。
そして、その日に入っていた時間はたったの2時間程度だったと言う。

たまたま、私はその時間にサーチをかけ、偶然にも赤猫さんの姿を見ていたのだった。



赤猫さん・・・。



ウソでいいからさ。怒らないからさ。

ほら、この後カーテンがザーって開いて、ドッキリでした~。って

・・・ホラ、よくTVとかであるでしょ?


冗談が大好きなやっくんが、足を運んできたんだよ?
サブマスターまで連れてきちゃったんだよ。


もう、いいじゃん。



起きていいから。



心の中で一生懸命に語りかける。



動かないやっくんに、アコが戸惑いの表情を見せる。

あ「少し待ってみて、後でいずみちゃんに声かけられそうだったら・・・にしよう?」

小さい声でアコが言う。

私は小さく頷いて、その場を離れた。




私とアコは邪魔にならないよう、最後の方にご挨拶に行く事にし、列がなくなるのを待った。





しばらくして、弔問客がポツポツと引いていく。

祭壇から赤猫さんの入った棺が下され、お顔が見えるよう棺の扉が開かれた。




いずみちゃんは、ネオンちゃんと娘ちゃんに父の顔を見せつつ何か話をしていた。

2人は、ずっと母の側を離れなかった。

いずみちゃんと娘ちゃんは、泣き腫らした顔で今を耐えていた。

ネオンちゃんだけは涙を流さず、母の隣でまだ帰り切らない弔問客の対応に当たっていた。




ネオンちゃんと初めて会ったのは、彼がまだ中学生だった頃。
まだあどけない表情で「やっくんこんにちは!」と挨拶してくれたあの日からタイムスリップした彼は、背が高いとてもしっかりした男の子になっていた。



しばらく隅の方から様子を伺っていると、いずみちゃんが私達に気付いてこちらに笑いかけてくれた。




あなたって人は・・・



こんな時でさえ、私達に笑いかけてくれるのか。
自分達の事で精一杯のはずなのに・・・。


いずみちゃんは、大切なご親族がいらしている中、私達に手招きをしてくれる。


い「やっくん、来てくれてありがとうね。隣はアコちゃんかな?初めまして。こんな形で本当に申し訳ないけれど、主人の顔を見ていってあげてくれないかな?」


優しい笑顔をこちらに向けながら、いずみちゃんが言う。


私達が近付くと、娘ちゃんにも笑顔が戻った。


母が微笑んだのを見て、娘ちゃんも緊張が薄れたのだろう。

子は、母をずっと見ていた。

とてつもない悲しみの中、母は子を想い、子は母を想っていた。


娘「母さんが笑ったの、初めてみた。やっくんが来てくれたからだ。ありがとう。」


娘ちゃんが言ってくれた言葉に、その笑顔に・・・私も涙が止まらない。

なんで・・・お礼なんて・・・。
お礼なんていらないんだよ。仲間なんだから・・・。


ネ「来てくれてありがとう。アコさん泣かないで下さい。大丈夫ですから。」


ネオンちゃんも、笑顔を見せながらアコの涙を自分の指でそっとなぞった。


過労だった。


赤猫さん、毎日遅くまでお仕事をしていた・・・家族の為に。
眠る時間を削り、身を粉にして働いていた。

心臓が弱くなっていたのだと言う。


病気とか、事故とか、そういうものではなかった。


あってはならない現実がそこにあった。


どうにかならなかったの!?


怒りと悲しみが交差する。

心臓に何か無理やり風船を入れられたような・・・
内側から急激に圧迫されているような・・・そんな痛みに襲われた。



こんな素敵な家族と突然の別れを告げる事になってしまった赤猫さん。
ホントに無念に違いない。今、あなたは何を想っていますか?
素晴らしいお母さんですよ、素晴らしい子供達ですよ。



私は涙拭くことも忘れ、沢山沢山その棺に声をかけた。



赤猫さん、こんな形ではなくきちんと会いたかったよ。


私は、LSメンからお線香代を預かってきて、それを受付の方にお渡しした事。
その際、失礼かとは思ったけれども、お線香代を送ってくれた方達の名前は、ゲーム内で使っているキャラクター名をそのまま綴ってお手紙にして入っている事。
あと、沢山の人から励ましの言葉を頂いてきている事。
駆けつけたかったけれど、どうしても行けないから・・・でも伝えて欲しい。



いずみちゃん、みんなココにいるから。



そんなLSメンバーから預かってきたメッセージを丁寧に伝えた。



い「これだから、参っちゃうよね・・・みんな、ね、こんな事してくれるなんて・・・。」


いずみちゃんは、笑いながら・・・ハンカチを目元に持っていった。






それから数年が経ち・・・




今は、FF14というゲームにシフトチェンジし、私達は相変わらずず〜っと一緒に旅を楽しんでいる。

FF14では、いずみちゃんのキャラを筆頭に、ネオンちゃんや、娘ちゃんのキャクターが作られ、3人仲良く交互に遊んでいる。




ネ「一生懸命、僕達を育ててくれている母に、母の大好きな花を贈りたいんだ。」




あまり金策が上手ではない戦闘職一筋のネオンちゃん。

少ない時間の中で一生懸命にギルを貯め、母の為に花を買い、調度品を買い、装備を買い、母に似合うかな?とと、カララントで色を染めて用意した、メール2通分にもなる素敵なサプライズ。


ネ「アザレアの花、母は喜んでくれるかな?」


や「喜ばないわけないじゃない。いずみちゃんは、こんな素敵な子供達がいて、本当に幸せだと思うよ。」


照れくさそうに、笑いながらエモーションを飛ばすネオンちゃん。

いや、もうネオン君だね。立派な男性に「ちゃん付け」は失礼だ。


明日もまた、いずみ一家は同じ一つの画面を見ながら、冒険を共有して楽しんでいくのだろう。



ゲームとは言っても、その画面の向こう側には誰かがいる。

あなたを思う友がいる。

何が支えになるのか分からない。


息子君が考えた精一杯のサプライズに、ちょっとでもお手伝いできた事をわたしは光栄に思う。



アザレアの花言葉

「あなたに愛される幸せ」



ネオンちゃん、知って送ったのかはどうか分からないけれどw


そして、いずみちゃんのびっくりする顔を想像しながら、私はすました顔をして今日もログインするのだ。



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アザレアの鉢植に込められた想い -完-


第四話(おまけ)→『#4 アザレアの鉢植に込められた想い(インタビュー)』












 #2 アザレアの鉢植に 込められた想い
2016年05月10日 (火) | 編集 |
こんにちわ!やっくんです。

今日のお話は 『#1アザレアの鉢植に 込められた想い』 の続編になります。
まだ読んでいらっしゃらない方は先にこちらからどうぞ。
→ 『#1アザレアの鉢植に 込められた想い』 



5月8日(日)、それは1本のメールから始まりました。

一生懸命僕達を育ててくれた母に、母の好きな花を届けたい・・・。
そんな1人の青年の想いから始まった、素敵なサプライズ企画。

嬉しくて、悲しくて・・・でもとても温かい、ノンフィクションの素敵なお話です。

それでは第2話。
どうぞごゆっくりとお楽しみ下さいませ。



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いずみちゃんとの出会い、それはもう大分昔の話、FF11をプレイしていた頃の話だ。


サーチ機能をかけると、いつも似たような時間にログインしているタルタル。
FF14の世界で言う、ララフェルと同じような種族。



丁度LS設立の時、私の募集シャウトを見て

い「一緒に遊びたいです。」

と声をかけてきてくれたのがいずみちゃんだった。



いずみちゃんは、とても温和な白魔導士。
PTに誘われると、自分でやっていた遊びも中断して

い「いこう!いこう!」

と言ってくれる、そんな仲間思いの素敵な女性だった。

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緑色の髪の毛というめずらしいキャラメイクのタルタル


や「あ、ごめん。トンベリかと思ったらいずみちゃんか~。」

と言うと

い「も~!やっくんたら~っ!w」

って、優しくぷーたれるそんな姿が愛らしい。


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どんな無茶ぶりなPT構成だろうが、枠にとらわれずに楽しもうとする姿に共感。
「黒黒黒黒黒白白白白赤忍」とかいう、わけの分からない構成でプロミヴォンのボス戦に挑んだあの日も、今となっては懐かしい思い出。


毎日が楽しかった。
そんな日常が当たり前だった。


ゆるゆると流れゆく、心地よい時間に溺れていた私達。




だが、確実にそれは近付いていた。
本人の、そして私達の知らない所で・・・。





改変





前触れもなく悪魔は光臨する。




ある日の事・・・
突然、LSのBBSにいずみちゃんの書き込みが入る。




**********

投稿者:izumi 投稿日:2012/09/27(Thu) 21:13 No.XXXX

用件:【緊急連絡】

すみません。
いずみとネオンですが、諸事情でしばらくログインできなくなりそうです。
落ち着いたら戻りますので、よろしくお願いします。

**********





普通の人が見たら、何気ないBBSの書き込みだ。
リアルの事情でログインできなくなるなんて、よくある話。

・PC環境が変わってログインができない。
・仕事が忙しくなってログインができない。
・ゲームシステムの不具合でログインできない。
・転居するのでログインできない。


などなど。

今までだって、休止に入ったフレは沢山いた。



けれど・・・・



私はこの書き込みに、とても嫌な予感がした。

思い過ごしだと良いのだけれど・・・


なんだ?この動悸は・・・・。



いずみちゃんとは、リアルでは1回だけ会った事がある。


やっくんが実家に帰る時、ちょっとだけ回り道すれば会える距離という事が分かり、その時いずみちゃんとネオンちゃん、娘ちゃん3人とプチオフ会をしたのだ。


とはいえ、やはり他県をまたがってのオフ会であり、そうは頻繁に行き来はできない現状。
なので、実際に会ったのはこれが最初で最後。


リアルフレンド・・・と言ってしまうには、まだ回数が浅いお付き合い。


けれども・・・・数年間、同じゲームをプレイしているからだろうか。
私には、この短い文章の中に違和感しか感じないのだ。


私は、すぐにいずみちゃんに電話をした。


や「何があった!?」


い「やっくん・・・・どうしたの?」


出た。


とりあえず、いずみちゃんが電話に出てくれた事にホッとした。


や「あ、いや、なんかね・・・BBS読んだから。けど、いずみちゃんの文章じゃないような気がして・・・。何かあったかなって?」


い「あ、もう読んだんだ。早いね、びっくりした。ごめんね~、気を使わせちゃったかな。」


でもホッとしたのも束の間、次の言葉に頭が真っ白になる。


い「実は・・・、主人が亡くなりまして・・・。」


え・・・?


や「亡くなった・・・って・・・・どういう・・・赤猫さんが?」


亡くなったってどういう事?

今、亡くなった・・・いずみちゃんがそう言った?私の聞き違い?

ゲームで・・・?

いや、それとも・・・

ゲームの中の話であって欲しい・・・。
だけど、それだと辻褄が合わない。



だって私は・・・一昨日ゲーム内でフレンドサーチした時、、、
私のフレンド枠内にはご主人の赤猫さんのネームを見たばかりだ。


その日、赤猫さんは、低レベル帯でいずみちゃんと2人PTで遊んでいた。

仕事が忙しく、いつもは時間が合わずに遊べていない、赤猫さんといずみちゃん。


(今日は、めずらしく二人でログインしているんだな~。邪魔しちゃ悪いな。)


そう思って、その時私は2人に声をかけずに、そっとサーチウィンドウを閉じたのだ。


い「なんか、今朝・・・・会社から電話があって、椅子の横に倒れていて・・・・朝、出社した社員さんがそれを見つけてくれて・・・・でももう、その時にはすでに・・・。」


いずみちゃんの声が上擦った。


い「でね、だから、しばらく皆とは会えなくなっちゃったの・・・。連絡できる手段がBBSしかなくて・・・ごめんね。」




最後の方は、もう聞き取れなかった。


そんな、突然、そんな事・・・


頭の中がぐっちゃになる・・・。


あの時、私がサーチした時に、いずみちゃんに声をかけていれば・・・

赤猫さんに声をかけていれば・・・



や「久しぶりのログインだね!元気だった?」



そんな風に、たった一言だけでもテルを飛ばしていたならば・・・

時間軸が少しずつずれて・・・

生活時間が少しずつずれて・・・

もしかしたら・・・

何かをきっかけに・・・・


助かったのではないか?


その後、いずみちゃんと何を話したのか、どうやって電話を切ったのか、私の記憶は飛んでいて今となっては思い出せない。

しばらく、いずみちゃんと話をした後、皆にこの事を伝えてよいのかを確認し、いずみちゃんと仲が良かったフレにすぐに個別に連絡をまわした事だけは覚えている。



MMOでフレンドになったLSメンバー達。
日本全国、それぞれ離れた所からログインしており、実際に会って話ができたフレは数少ない。



けれども、同じゲーム内で、同じ時間を共有し、冒険し、時にはリアルの悩みなんかを話したりもして、リアルの友達と比べたら、精神的にはもっずっと近い所にいる人たちが多い、不思議な関係。



皆に連絡を取ると、皆すぐに繋がった。
もう、夜の0時をまわっているのに、電話をかけてきてくれる人。
その間「心配している」といった内容のメールも沢山私の元に届いた。



そして、みんなから少しずつだけれど・・・と言って「お線香代」が私の通帳に振り込まれた。



いずみちゃんに会いたい、けれど会えないから・・・



やっくんお願い!

皆の想いをいずみちゃんに伝えて!!





LSメンからの悲願のメッセージ。



そして、私はいずみちゃんに再び連絡をとった。


や「LSのみんなから託されたものがある。

・・・いずみちゃん、会いに行って良い?」




 『#3 アザレアの鉢植に 込められた想い(最終話)』に続く 











 #1 アザレアの鉢植に 込められた想い
2016年05月09日 (月) | 編集 |
みなさん、こんにちわ。

やっくんです。

今日は、とっても素敵なお話があったので書かせて頂きますね。

5月8日(日)、それは1本のメールから始まるのです。

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===受信===
やっくん、お願いしたい事があります。
今大丈夫ですか?




この日、やっくんはリアルが忙しく、すぐに対応する事ができなかった為、とりあえずひと言だけ入れて返信。



===返信===
ごめん、今ちょっと出られません。用なら入れといて下さい。後で見ます。





すると、しばらくしてまた受信ランプが点灯する。



===受信===
了解です、忙しいとこゴメンナサイ;;




その後、用件が入る事はなかった。
はじめは、何気ないただのメールだと思っていたのだけれど、なんだか様子がおかしい?
やっくんは、予定を早めて家に戻る事にした。




===送信===
どうしたかな?




聞くと、どうやらエオルゼアの中でお願いしたい事がある・・・との事。
その後、彼の話を聞いて私はすぐに理解した。


===送信===
それは素敵だね!いいよ、協力しましょう。





===受信===
ありがと~;;





とりあえず、この後にやって欲しいことを伝えて、一旦電話を置く。

ネオンちゃん。君って子は・・・・。



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彼の名前はネオン。
うちのFCに所属するエレゼンシェーダー だ。
盾を専門とする、とても頼りになる男の子。


ネ「なんかお手伝いできる事はありませんか~?」


LSが静かだと、こちらから声をかけなくても
何気なく話を振ってくれる、とても優しい子だ。


やっくん、急いで用事を済ませ、やっと時間ができたのでログインする。


(あ、きてる!!)



やっくんの自宅のモグポストがメロディーを奏でている。

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待たせたね、ネオンちゃん。

この依頼は、きちんとやっくんが引き受けたからね。



ポストを開ける。

すると、そこには丁寧に分けられた2通の宅配便が届いていた。


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一通ずつ大切に開封。

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これは、やっくんに贈られた物ではない。

ネオンちゃんがとても大切に想っているあの人への手紙と贈り物だ。




やっくんは、文字を打ち間違えないように気をつけながら同じ文章を書く。


アイテムを添付。

そして・・・送信。




そして、このメッセージとアイテムは、同じFCのいずみちゃんに送られる事となる。





このFF14というゲームは1アカウントで8キャラまで作って遊ぶ事ができる。

そして、ネオンちゃんの母、いずみちゃんはネオンちゃんと同じアカウントを共有している。



FF14では、システム上同じアカウントに紐付いたキャラクター同士がフレンドになる事はできない。

よって、ネオンちゃんは母に直接レターを送る事ができないのだ。



だから、やっくんのキャラを経由して母の日のプレゼントを送ってもらいたい、そういう依頼だったのだ。



今日は「母の日」。なんとか間に合った。
急いで帰って来て良かった・・・そう思った。


ネオンちゃん、君は本当に母親想いだ。
いい男に育ったじゃないか。

天国にいる父もきっと喜んでいるよ。



そして、私はあの日の事を思い出す。

私が絶対に忘れる事のできない、あの衝撃的な悲しい日の出来事を・・・。


いずみちゃん、ネオンちゃんと再開したあの日、私はこの涙の止め方なんて分からなかった。



#2 アザレアの鉢植に 込められた想い へ続く












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